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2012年12月21日(金)

年の瀬と混雑

今夏の猛暑が一変、冬の到来が以外にも、早く来た感じである。
先週は、商用で越後の里に行きましたが、都内より新幹線で約一時間先は一面の銀世界、積雪量も例年の2~3倍位、恐らく正月は久しぶりに多くのスキー客で混雑するのではないか?


また、今週は、同じく商用で、インドネシアを訪問。
現地の人から、現在は、バンコクを抜き、アジアで一番の道路の車による渋滞がある事を良く説明を受けていたが、過去数回の訪問時には、幸いにも渋滞に出くわす事も無かつたが、今回は約10kmの所、通常30分前後行く所、片道約2時間、往復、およそ4時間を要し.大渋滞の洗礼を受けた。
今後、より慎重に対応する事の大切さを身を持つて、体験した。(但し、車の90%以上が日本車である事に、やや、複雑な気持ちも有る。)

今朝は、築地場外市場そして、アメ横を訪ねてきたが、今年も残り,10日間。一年を通じ最大の繁忙期、両地区の業者は、多くの来客で混雑し売上の上昇に期待している。
混雑は、時として,商売にプラスとマイナスの両面を持つている。
何れにしても、一日も早い、景気回復が望まれる。
2012年12月07日(金)

え~。「魚食う民a.k.a "D"」でございます。
前回の更新より釣行出来ずにおります…慢性的なストレスでエラ呼吸したいほど悶々としています。

例年ですと、この時期は秋鯛のエビタイ(コマセを使わずエビ餌で狙います)・アオリイカ・湾フグなどなど、いろいろ迷う好シーズンです。

今回はフグのお話し、「湾フグ」と申しましたが、標準和名「ショウサイフグ」の事を、釣り人は外海で釣れるショウサイフグと差別化して釣り人は「湾フグ」と呼んでいます。
外房・茨城沖、また知多半島に至るまで、どこでも釣れるポピュラーなフグです。
しかも、釣果だけを望むのであれば、正直、外海の方が多く釣れます。

しかしながら、江戸前のフグは全く食味が異なるのです。文章では難しいのですが、とにかく、外海のショウサイよりも湾フグは美味しいのです。

でも、ショウサイはショウサイ。。
もっと美味しい大好物のフグが、私の狙いものです。
通称アカメフグ(標準和名 ヒガンフグ)。もともと、岩礁地帯いわゆる根回りでショウサイフグを狙っていると、うれしい外道として少しは釣れるフグではあったのですが、とある船宿さんで東京湾の一部でアカメフグ専門乗合を始められました。

食味は天然のトラフグ様までとは言いませんが、確実に養殖トラフグよりは勝っていると思います。

あまり馴染のない姿かと思いますが、こちらが貴重なアカメ様となります。

見た目、ガマガエルですね。。 でもデカくて、身も締まって、旨くて、釣って楽しいのでいいのです!

仕掛けは自作のアワビ貼り仕様を使っています。

漁師さん達もアワビ・夜光貝などの貝光を利用した漁具が使われているので、きっと効果はあるはず?
釣具店さんでアワビシートを買うと高価なので、漆器の螺鈿細工用のアワビ薄貝の割れ品などを、漆塗りの材料屋さんから分けて頂いています。
ずらり 
アップ画像、画像では伝えきれませんが貝光は美しいものです。

そして信じているからこそ、これだけ釣れます!
 
フフフ
てっちり何人前でしょう?

ちなみに手前の1匹がショウサイフグ、あとは全部アカメフグです。

アカメフグの身は、釣った直後は非常に硬いです。本来の味わいを出すためにてっさ用(刺身用)は最低4~5日は保鮮紙で包み冷蔵庫で寝かせます。(タンパク質のアミノ酸の分解ですね)
てっさ・てっちり・唐揚げ、何にしても美味しいですが、釣り人ならではのお勧めの食べ方は、少し厚めに切ったお刺身を、しゃぶしゃぶにして頂きます。

写真なんぞ撮らずに、我武者羅に頂きました。ウマァ~

あ…。フグの素人調理は止めましょう!(簡単ではありますが^^;)
フグを釣らせる船宿さんは、フグの調理資格を持っていますので下処理はお任せましょう。

処理された、アカメ様方クワバラクワバラ…

そして、素人判断で可食か否か判断も止めましょう!
http://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/animal_01.html
本家、標準和名アカメフグの白子は可食だそうですが、通称アカメ(ヒガンフグ)の白子は有毒だそうです。(実は食べちゃったことありますがw)

年末までには沖に出るぞ~!

2012年11月23日(金)

またまた三か月ぶりの登場「はまぐり大将」でございます
こんな感じのローテーションですので、次はもっと寒い二月でしょうか。

前回は名前に偽りありでしたが今回は文字通り蛤話が有ります。

遼寧省産蛤のホイル焼き。身がプリプリ!

ホントにあっちこっちをふらふらと蛤探し放浪をしていましたがやはりと言うか何と言うか詰まる所が中国です。日本も勿論有りますけど宝くじでも当たらないと手も出ないって感じですから・・・・色々と問題はありますがちょっとお付き合い下さい。
無事に帰って来ましたから・・・
この蛤は漁師さんが干上がった海で息をしている穴を探して掘りだす方法で一粒ずつ漁獲する立派な天然ものです。帰って来た時、税関の職員に言われましたが海の物って検疫が無いんですよね。
肉製品、ハムとかはたまた餃子や春巻き・ちまきに至るまで肉のかけらでも入っていたら空港で没収です。空港でかわいいビーグル犬があなたの荷物の前で「おすわり」したらアウト!です。
ところが海の物って何を持って帰っても先ず検疫で没収はありません。私も今回ゴソゴソと見本だと称して持ち帰りましたが全く問題なし・・「海は繋がっているから」と一言でした。
だからこんな塩焼きのサバもきれいにスライスした〆鯖も全然平気。楽々お土産です。

そんな蛤大将ですが先ずはイカの皮むき指導からスタートでした。地球温暖化の影響でしょうか。漁獲が悪く価格は上がるばかりですけど・・・どうです?まあまあ上手く剥けました。
先ず、砂を吐かせてから加工します。 なかなか大きい蛤でしょ?高いですよ。
包丁で剥いて 丁寧に洗って
こんな感じでパックします。


蛤って時々こんな蟹が出て来るって知ってましたか?
大きさは1cm程度ですけど出て来るとびっくりですよね。これは活きててウニウニと動いていました。以前、茹でて食べましたが毒は無さそうです。と、言う事は食用かな?


で、お仕事の話は・・もう良いですね。

とある町のレストランでランチ
勿論、中華料理ばかりです。それが普通です。


小人数でちょっと頼んでこの始末・・・
この白いエビの唐揚げは「ガチウマ」でした。
結局こんな感じで半分以上お持ち帰り。加減して欲しいです。

でも、料理全部とビール(昼間だから少しだけ)でお会計は2000円ちょい。安いですよね。
勿論、五人で食べた総額で。料理はこのほかに茄子のはさみ上げと野菜炒め(ブロッコリーが硬い)の大皿五品です。
そんなで、仕事終わりはこんな店で足つぼマッサージ。田舎だと一時間モミモミして900円だったか・・日本だと5000円ですかね。

毎晩海鮮料理ばかりで三日が限度です。私は毎回、野菜炒めと水餃子のオーダーです。
みんな美味しいし高いお金を払ってくれて困りますけど飽きちゃいます。


現地で会ったお友達たち

中国人は仕事とプライベートとが案外とミックスしていてまさに「友、遠方より来る」の精神で何時行っても歓迎されます。ソンさんはまだ二年程ですが両脇の二人は20年来の友達です。
地方、地方に知り合いや友達が居て行けば普通に接してくれます。どうしょうも無く暴れる若者もいますが、一人一人会って話せばそれほど悪い人はいないと思います。
正直言って日本人でもとんでもない人は居ますし、私は食わず嫌いで評価する事はしたくないです。

業界では有名なチョウさん。 柄の悪さ天下一品のソンさん。 商売はないけど付き合いのいいゴウさん

帰りの大連空港です。

見えますかね。定刻は8:40ですよ。結局飛んだのは11時過ぎ
この後、乗り場は変わるし小雨の中、バスで搭乗だし踏んだり蹴ったりでしたよ。

で、9時頃に配られたのはクッキーと牛乳・・・

美味しかったから良いけど不味かったら誰に文句を言うんでしょ。朝、5時に起きたのが水の泡と言うか何と言うか・暗いうちにホテルを出て家に着いたらまた暗く・・最悪でした。

一度ある事は二度ある・・・二度や三度じゃききません。恐るべし中国便です。
無事に帰って来れて良しですかね。

次回はPBでも仕事でもやっぱり行くなら暖かい所が良いですね。
では、

2012年11月09日(金)

台湾に行ったぜぇ!
ハローキティジェットで行ったぜぇ!
ぜぇぜぇぜぇぜぇ、もう古いっすか?
とにかく台湾に行ったのでございます。ハローキティジェットに乗って。おぢさんが。
ご存知の方も大勢いらっしゃることと存じますが、このジェット、エバー航空という会社が飛ばしております。そして、徹底的にハローキティでございます。
もちろん機体にはキティのプリント、キタイにキティ、あんま近くないか。
昔あったでしょ、ポケモンジェットとか、そういうやつです。
機内も徹底しておりまして、枕の柄がキティ、避難経路の案内図にキティ、モニターにもキティ、機内食のナイフ・フォーク・スプーンにもキティがくっ付いておりまして、挙句の果てにエチケット袋にもキティがついております。やりすぎじゃん?
モニターにキティ 枕もキティ。飛行中はおやじのケツの下。

無事避難できるか? 無事吐けるか? こんなとこにも
もっと画像を見たい人は「ハローキティジェット 画像」でググってみてね。

五十面下げたおっさんがこんなもん乗れっかっ!!、バーローといきたいところでございますが、おぢさん向けには、ビールとワインとシュチュワーデス(え?CAっつーの?)てのがございます。これだけあれば、満足ね。
もちろん今回も出張でございまして、仕事でございます。
台湾の人と商談なんかも致しまして、
イマイチ商談にリキの入らない台湾人のStanlay君(台湾人なのにStanlay君)に
「今日、ハローキティジェットとかいう変な飛行機で来たぜ。」
「えっウソ、あのハローキティジェット?」
「そのジェット。」
「そりゃ、あんたラッキあるだ。なかなか乗れないよ。どこ飛んでんだか判んないだから」
「んなことないでしょ?」
「きっといいことあるよ。イーナ、いーな。」と大興奮でございます。
「でも、あたしはリラックマの方が好きあるけどね。」
妙にキャラクターに詳しいのでございます。
リラックマもワールドワイドでございます。

あたしにとっちゃ「キ」の字とか「リ」の字なんてのはどうでもいいのでございまして、安くて便利なんでございますよ。このジェット。だから乗ったの。
東京は羽田発の、台北は松山空港行きでございます。松山空港ってのは台北の町中にございまして移動に便利なのでございますよ。
(台北には郊外の桃園というところに、もう一つ大きな国際空港がございます。新幹線とバスを乗り継いでという、ちょっと不便なところにございまして、ちょうど成田と羽田みたいなものでございます。)
ところで、松山空港ってーとなんか日本みたいでございましょ。他にもなんか馴染み深い地名がございます。板橋とか府中とかがございまして、西川口とか吉原はないのでございますが、探せばあるのかなぁ? 巣鴨でもいいんだけど。
読み方は違いますよ。念のため。

電車の案内。ほら「板橋」ってかいてあるでしょ。

せっかく安っぽい、じゃなくてぇ、安い飛行機で行ったので、ここはこう徹底的に安く上げようってんで、移動は極力徒歩と電車に致しました。タクシーには乗んないの。
時節柄、経費削減でございます。自発的でございますよ。決して社長に言われたからではございません。社長はガンガンタクシー使えと言います。これは嘘です。
ちなみに台北市内でございますと、初乗りが、在来線(台湾鉄道、略して台鉄。ちなみに高速鉄道は高鉄。台湾新幹線です。)で日本円の40円くらい、地下鉄で50円くらいでございます。安いっす。徒歩はPRICLESS。
ちょっと歩きすぎまして、魚の目が出来ちまいました。
魚の目パッチを買ったのでPRICEあり。ほんと痛いの。
確かに魚の目みたいっすな、誰か知らないっすけどうまい命名でございます。エステー化学や小林製薬も真っ青でございます。

地方都市にまいりましても、移動はハイ、台鉄でございます

台中駅の裏口 東武小泉線ぽくね? プラットホーム 懐かしくね?

時刻表と駅弁店 なんか、昭和っぽくね?

こんな電車が来ます。 残念ながら韓国製。 空いてなくね?。

台鉄のマーク。 こんなのも来ます。長距離列車。かわいくね?

ちなみに台湾高鉄。高鉄ね。かっこよくね?

台湾の方は皆さん親切でございまして、ローカル線なんかに乗っておりますと、車掌さんが降りる駅なんかを教えてくれたりします。
なぜか顔は笑ってないのでございまして、ぶっきら棒なのでございますが、とっても親切でございます。
ところで、この日の台中での晩御飯は「港町十三番地」という焼き鳥屋というか居酒屋みたいなところでいただきました。
「安くて、美味くて、ビールの飲めるお店ね。安くてが一番重要。この辺にある?」
ホテルのフロントちゃんネーに尋ねて教えていただきました。
「焼肉」とのご案内でございましたが、焼き鳥と焼き魚でございました。
BGMは演歌でございます。でも日本語は全然通じないんでやんの。
ホテルから徒歩15分でございました。トホホ。(徒歩だけに、トホホ。しつこい?)

アサヒ「乾杯」こんなビールを飲みました。

えー、この辺でネタと気力が尽きてまいりまして、そろそろお暇させていただこうかと存じております。はい。
例によりまして、ちょっと気になったものを撮ってまいりましたのでご高覧下さいませ。

台北駅で行列が出来てました。「てつおじさんのチーズケーキ」だって。
よくわかりませんが、なんか化粧品の自販機。(台北)

トイレ使用状況掲示板。
トイレの外から使用状況が分かります。

BEFORE / AFTER→

こんなお店もありました。(台北) 大手焼き”公園の一角。おでんで一杯。(高雄)

日月潭に日が落ちる 筆者近影(南投県)
2012年10月26日(金)

中国製書道用品業界の困った現状
前回もご報告申し上げましたが、中国製書道用紙の値上げ攻勢には困ったものです。
原材料や人件費、一般管理費の上昇は歯止めが効かず、今年の7月に再度の値上げを通告してまいりました。
10~25%もの値上げです。
この冷え切った日本の国内情勢で値上げなど出来るわけがないじゃん。ユニクロやマック、小売店でも安さが売りで商売しているところしか流行っていませんのに。
昼時の小諸そばなど長蛇の列ですよ。
やむを得ず暑い最中の8月の下旬に中国はアモイに二人で飛んで行きました。
二日間に亘る視察と交渉で得たものは、現地工場の実情を間近にみて成る程と思わざるを得ないことだけでした。
工場の稼動人員が昔と比べ半分、漉き漕は半分遊んでいました。工場の周辺が発展し働き場所が増え、紙漉きや乾燥工など重労働が敬遠されているそうです。
現在いる工員さんを使いつづけるには給料を上げたり労働環境を改善してあげることしかないそうです。
雁皮や楮三椏稲わらなどの主要原料も不足で入荷が遅れしかも値上がり巾が大きく生産計画が立て難く、納期が従来の二倍近くかかるようになっています。

アモイの手漉き工場
職人さんが少なくて漉き漕が空いています。
紙の乾燥の時に使用する刷毛です
手漉きの紙の裏側にはこの刷毛の跡がつきます。この毛は豚の毛です。
2012年10月15日(月)

世界一。 やっぱりすごいです。建築には全くの素人の私にはどうしてあんなものが作れるのか、想像出来ません。技術の進歩というものは別世界のことのようです。
通勤電車で毎日通る鉄橋があるのですが、そこには新旧あわせて4本の橋がかかっています。旧い鉄橋は4本の橋脚で支えられていますが、5年ほど前に出来た新しい橋はたった2本です。すなわち川の部分には橋脚はありません。もっとも吊り橋になればもっともっと長い距離が中に浮いていることになりますが。
数字で出せる世界一はいずれ追い越される運命にあります。その繰り返しが文明の進歩でした。しかし数字に出せない皆さんの世界一は、家族であり大切な人でしょう。
追い越される事はありません。
けんかしながら仲良くお暮らし下さい。
見飽きた写真ですみません。 ちなみに、私はまだ展望台に行っていません。
2012年9月28日(土)

食欲の秋
 魚・果物・野菜・肉・・・・
魚について。
ここ10年、小学生~高校生の間で一般大衆魚の判別がつかない子供が増えていると一部TVの娯楽番組で取り上げられていた事があるが、まさか? と思ってはいました。 
TVの視聴率UP狙いのお笑い番組とバカにしていたが、たまたま近くのスーパーに行ったところ、部活帰りと思われる女子高生数名が魚売り場で魚種について話しているのを聞きました。
さすがに秋刀魚は全員正解なるも,鰯・鯵・鯖については答えはまちまち、ああ 情けない。
せめてこれら3種類の区別位は付けて欲しい。
開き魚そして骨抜き魚の一部が売り場を占めているが、あまり加工度を高めた品物が市場に、出回りすぎるのも如何なものか?
これは学校教育が悪いのではなく、親の責任です。
--水産物を扱う者としてーー
2012年9月15日(土)

人間国宝「藤沼昇さん」を尋ねて
(今回は、真面目な内容です。あしからず…)

9月初旬、理窓ビジネス同友会(大学同窓)で栃木県那須塩原の藤沼さんを訪ねた。
彼の「竹工芸品」は、外国で認められ、今年「人間国宝」になった。
竹は、和紙の原料でもあり、手漉き用の竹簾も竹から作られる共通する原料だ。
しかしながら、使い方や処理方法は全く違う。いい勉強になった。
私は、手漉紙と関わって約40年になるが、日本の「伝統」工芸品や「伝承」されている日本独特の物が、日本国内ではなく海外で認められるという現象を何時も不思議に思っていた。
藤沼さんも、日本での販売よりも海外からの注文が多いと言う。
海外から日本の物を評価していただく事は非常に嬉しいことだが、何か腑に落ちないのを感じるのは私だけなのだろうか?

藤沼さんは、竹の種類や処理方法、収穫する季節、一本ごとに違う性質による選別の難しさや、漆を塗るための処理など、2時間に渡って熱く語ってくれた。



作業場には、非常に興味をそそる「竹を薄く削る道具」などがそこらに転がっていた。
作業途中の削った竹が3種類に分けられていた。硬さによって分けているそうだ。
「硬さ」や「柔らかさ」は指の感覚で分かる。三つに分かれている束を作業場で見て
初めてわかる竹の個体差であった。硬いものは、更に薄く削るそうだ。


展示室で藤沼さんの作品を見て、繊細な中にも「力強さ」を感じた。
彼は「気だ!!」と言っていた。
作品をイメージし、制作するのに、若い時は、2週間でできたが今は、1ヶ月掛かる時もあると言う。
しかし、齢を重ねた藤沼作品の重厚さを感じた。
人間国宝には、齢が必要という事も実感できた。


昼食は、軽めの和食でした。帰宅したら、岡山から葡萄が届いていた。
なにか幸せな一日でした。

閑話休題、9月前半は、海外からのサプライヤーや来客が目白押しだ。
リボンメーカー、デンマークからイクラ製造業者、洋菓子パテシエ、鋼材メーカー、 製紙メーカー、大手表具用品卸商社、組紐メーカーなど。
見本も、鮪の包装紙、LED製品、乾燥飛卵、乾燥小エビや色々なものが到着した。
猛暑が過ぎたのか、水産物の受注も好転してきた。白魚、あさり、甲イカ、干し海老 などが成約、紙関係商品も値上りとはいえ、順調のようだ。
社員全員、ちょっとにっこり!!
2012年8月31日(金)

 新入社員a.k.a “D”改め、「魚食の民aka”D”」です。
出来れば毎週と言わず、凪れば毎日でも沖で釣りをしていたい釣り人なのです。(時化でも出船可能なら出ちゃいますが^^;)
何かと重なり、ここ半年以上、釣行できずにいましたが、旬を味わいたく金沢八景「荒川屋」さんを訪れました。


シロギス腕に覚えありの屈強どもの集う船宿さんでもあります。(でも船宿もキレイでお客さんも、和やかですよ)
ということで、今回の釣行はシロギスです! 早起きは三文の徳などと言いますが、釣り座が先着順だったりすると、釣り人にとって寝不足は三文以上の徳なのです。
そんなことで、8時出船なのに0時に到着、車で仮眠です。
釣りは「鮒に始まり鮒に終わる」など言いますが、沖釣りは、意外と何でもこなす私にとって、4才から真鶴の手漕ぎボートでのキス釣りから教えられた事もあり、キスは夏休みのノスタルジックな釣り物でもあり、「鱚に始まり鱚に終わる」なのです。(もっとも釣りを終えるつもりも毛頭ありませんが)
お陰様で、小さな頃、何度か車酔いした覚えはありますが、船酔いを一切したことのない、幸せな特異体質でもあります。
夏休み期間中だったので、ファミリーフィッシングの方も多く、賑やかな出船です。


さ!夏・浅場のキスを求め、対岸の富津沖まで東京湾横断!
 

航程30分強で富津沖に到着!水深7~8Mまさに夏の浅場、早速、細く敏感な穂先に白漆で仕上げられた和竿の愛竿がキスの明確な魚信(アタリ)を明確に伝えてくれますニヤリ
 

最初の数投は、当日のパターンを見きわめられず掛け損ないもありましたが、パターンをつかんで連荘モードです。2本針の仕掛けに1尾だけでなく積極的に2尾掛けを狙える状況。
釣りをなされない方がよく釣りは、退屈そう・自分は釣れるまで待てない等々言われますが否!
私のキス釣りは超オフェンシブ、攻めまくる釣りです。

1)船のエンジン音に脅えるキスにアプローチする為にキャストし広範囲を探る(マナーとして乗合船では危険なので仕掛けを上から振りかぶって投げてはダメです。アンダースローです。)
2)キスの活性を見極め、広範囲を探る遠投か?手返し重視のチョイ投げにするか?(遠投すればリサーチ出来る範囲は広がりますが、取り込み時間のロスになるので高活性時にはチョイ投げで手返し重視)
3)出来る限り早く当日の誘いパターンを掴む(誘いの速さ・食わせるタイミングのポーズ時間の判断)
4)1尾目の魚を掛け、追い食いを(2尾目)を狙うか1尾ずつ確実に取り込むか?(判断を誤れば掛けた1尾目もバレてしまいます)
5)取り込んだ魚から針をいかに早く外し、装餌(「そうじ」と読みます)し、次の投入を行うか。手返しの見せ所です。

そして、穂先と手に伝わる情報で誘いながら、どこでキスが食ってくるのか?感覚を研ぎ澄まし、食ってきそうな場所でポーズを長くとったり、糸を逆に送り込んだりと、第六感的なフォースの世界^^; 
さらに慣れてくると誰にでも分かるブルブルとくる本アタリの前に、微妙に穂先を抑え込むかな?という位の釣り人のいう「モタレ」を感じ、竿先を送り込み本アタリにつなげて魚を掛けます。

ボーっと休んでいる時間など、どこにもありませんね~。 船下に仕掛けを落としてボーっと待っていても釣れないことはないですが、釣果の差は歴然です。
そして釣り人にとって「釣った魚」と「釣れた魚」は、同じ魚でも意味が違うのです。

集中した時間を過ごし、富津沖では11時頃には60匹を超えました。ニヤ 正味2時間半程度で60匹、結構忙しいものです。
20cmの太い良型も混じっています。このサイズになってくると、風格がでてきます。


が…、潮も止まり、食いも渋り強い南西風が吹いてきてしまいました。普段静かな東京湾ですが、南西向きに口を開いているので南西風がナライになり弱いのです。白波も立ってウサギも跳び出してしまい、やむを得ず本命ポイントを離れ、第2海堡の風裏まで移動です。
潮が止まってしまうと、魚の喰いも渋ってしまうのですが本命ポイントを外れてからは、ぽつぽつと拾い釣りでなかなか、数が伸びません。金沢八景よりの野島沖まで戻りながらの釣りとなり、15時の納竿までの合計釣果は73匹となりました。
結構、頑張ったつもりだったのですが、当日の竿頭は129匹(*_*; 次頭が119匹、私の釣果は3番手でした。恐るべし荒川屋の強者達(・_・;)

今日、遊んでくれたシロギス君たちです。地域によって魚体の色・体型なども異なりますが、今回釣れたシロギスは、グレーベージュっぽい体色で体長の割に細身の魚が多かったです。(個人的にはピンクベージュのシロギスらしい体色が好みなのですが、貴重な江戸前の魚です)

さて、釣ったお魚はおいしく頂き成仏して頂くのが流儀です。ここでは商売ベースではないので大量生産性より、美味しさにこだわりましょう。こだわる点は丁寧かつ素早く・使用する水は最低限で。
特に小型の魚になればなるほど、触れば触るほど、鮮度が落ち。また水を使えば使うほど味も落ちます。なので、鱗を落とし・頭と内臓を処理後、水洗いし布巾などで水気を取った後は一切水を使いません。(買ってきたステーキ肉を水道水で洗うはいないですよね?一度、包丁を入れた魚体も同様です)

そしてキスと言えば、やっぱり天ぷらです。外はサックリ・身はふんわりホクホクが身上です。最近は天ぷら粉という便利な存在があるので、家庭でもサックリ衣の失敗は無さそうです。
釣れるお魚は売られている魚のように都合よくサイズが揃っている訳ではありません。当たり前の事なのですが、水産物を取り扱っていると日本市場は、この当たり前がまかり通りません(-_-;)
家では見栄えよりも味。型の良いキスは大名おろしで、一口サイズで食べられる3枚おろし(触れば触るほど鮮度が落ちますので、ここもスピード重視です)そして、小型のキスは開きにします。ここまでは普通ですね。(開きに自信のない方は、松葉おろしでも大丈夫、大名おろしが出来れば、簡単に出来ます。尾の手前まで3枚おろしの要領で、両面をおろしたら、尾の手前で背骨を落とすだけ)
 

ちなみに右奥のイカも1月ですが、釣ってきた身厚のアオリイカです。自宅に真空パックがあると、いつでも美味しく使えます(今回で自宅のアオリイカ欠品です…)
ここで、ちょっとしたこだわり。天ぷらを揚げる際に一工夫です。ふんわり食感を楽しむために、開いた小型のキスはあえて、ペタンと開き前の状態に。身の厚みが出るので、開いた一般的なキスの天ぷらよりもホクホクの食感が楽しめます。とある老舗、天麩羅屋さんの名物だそうですが、美味しいとこは取り入れちゃいましょう!

当日食べきらないキスも、解凍してすぐに使えるように、3枚おろしや開きにして真空パック後冷凍すれば、いつでも美味しい天ぷらを楽しめますね。


開きや3枚に卸した中骨も甘塩の塩水で、血合いなどをきれいにして、カラカラの干物に。
干しあがった中骨も冷凍保存でておけば、いつでも揚げたてカリカリの骨せんべいの出来上りです。
 

釣ったお魚は感謝も込め、無駄なく美味しく食べましょう。今日は遊んでくれたシロギスに合掌、そしてごちそうさま。チーン

2012年8月17日(木)

三か月ぶりの登場 そろそろ名前も覚えて貰った頃かと・・・「はまぐり大将」でございます

 でも今回は蛤話無しです・・・
この所、空いた電車で楽に通勤しています。時々、楽器を担いだ女子高生とか
これ以上、日焼けは無理って感じの高校球児が乗ってくる程度。いつもこんなだと良いですけど・・・

先ずは季節物で 小生地元の盆踊りからスタートですかね。この櫓、重さ3トンほどです。何が凄いって自治会のメンバーが集まってねじを締めたり板を固定したりで全行程を素人大工の構築物です。すでに10年以上経過 ますが未だにけが人無しで記録?更新中です。でも・・いつか事故が…

まさに老若男女です。年齢制限は有りません。
私は地元自治会役員として事故の無いように場内警備をしながらでしたが下は2歳?ぐらいから上は…歩ける方なら無制限です。良いですよね。こんな集まりって中々無いですよ。
裏方はホント大変ですけどね

話は変わって・・変わり過ぎですけど石垣島に飛びます。
実は小生、学生時代から独身の暇な頃、沖縄旅行の添乗員のバイトをしていました。そんな事でちょっと沖縄方面には詳しいわけです。で、今回は本島を離れ先島の中でも交通の要所、石垣島に行ってきました。交通と言っても海路ですけどね。とにかく石垣市の離島桟橋は小型客船の数が半端じゃない

観光名所玉取崎展望

川平を遠望

今回は行ってない所を中心にドライブしましたので当り前の観光地の川平とかには行きません。
マニアックでしょう~。でも通り道からは見えました。格別の海の色です。

で、翌日はその離島桟橋からまたまたマニアックな島、黒島に行って一日中チャリを漕いで来ました。西表島も行きましたが今回はへーっと言われそうなハートアイランド黒島で
 小型船舶のような客船。これが操舵席

 あっという間に黒島到着。りっぱなターミナルですね。勿論エアコン完備で、お土産、飲み物、簡単な食べ物も有ります
 立派な牛セリ場の前までチャリ3分 牛祭り会場もここです

 港からでチャリ15分、集落を横目に黒島研究所に到着です。

ウミガメの保護、繁殖が目的の施設のようです。冷房がしっかり効いていてホッとします。この子亀・・・触れるけど触って良いのか悪いのか・・・ビミョーだけど可愛いですよ。 
 次は黒島灯台。恋愛成就のスポットらしいです。小生は期限切れです。

 で、その灯台前の海岸。透明度抜群なれど降りるのに勇気が要ります。

少し手前に仲本海岸と言うスノーけリング海水浴ポイントもありましたけど満潮時で波があり午後からって事にしました。
  何はともあれ、パーラー「あーちゃん」でランチです。名物かどうか高級品のヤシ蟹の定食もありましたが小生は牛汁定食です。
 道路脇の立派な松、盆栽みたいです。下の枝はカラスの休憩所。

この島は黒毛和牛が人口の10倍以上、人口はたったの226名だそうです。牛は3000頭って聞きました。標高15mの島で殆どが放牧場ですね。  今回はこんな感じで・・・

来年3月で新空港に変わる石垣空港。予定では2013年3月7日だそうです。今までは全日空・トランスオーシャン(JTA)の2社でした。今後は中型機もOKでLCCも就航予定。もっと便利になりますね。その昔は南西航空の独壇場でしたが時代と共にずいぶん変わりました。新空港は白保のサンゴを守る形で山を造成して作ったそうです。ちょっと町からは離れますけどね。いずれにしても小さな島ですからそんなに不便さは無いと思います。

ここから少し仕事の話・・・
  無残な箱です

 船積み前はこんなにきれいだったのに・・豪雨の中で積み込みで日本は酷暑真っただ中での倉入れでこの始末。中身は抜群でしたけど・・ご覧の通り「はまぐり大将」ならず「あさり大将」です。今後はこのアサリ、一押しで行きます。
 勿論、釣り餌あさりもバッチリです。

  どうです、この色と身質、剥きたてのようでしょ。後はカワハギが海にいる事を祈ります。お求めは有名釣具店で・・・
では次回をお楽しみに。石垣鍾乳洞のトトロ鍾乳石でした。

2012年8月06日(月)

物忘れについて

 えー、最近もの覚えが非常に悪くなりまして、いえ、元から悪かったのかもしれませんが、なかなか新しいことが覚えられません。すぐ忘れてしまいます。
今話題の小林幸子先生の「思い出酒」の歌詞はスラスラ出るのでございますが、エグザエルっていうんですか?挑戦したのでございますが、そういうのは全然覚えられません。エグザエラないのでございまして、なんで挑戦したか?チャンねーにもてようと思ったのでございます。悪りーか。
 まぁ、昔は勉強関係、今は仕事関係が特に覚えにくいのでございまして、くだらないことはよく覚えているのでございますが、肝心なことはすぐ忘れてしまいます。
少々汚いお話なのでございますが、指を舐め舐め伝票の計算をしておりました。算盤ではございませんで、いまどきでございます。電卓でございます。当たり前でございますが。
いつの間にか指を舐めている目的を忘れてしまいまして、電卓を打っている指を舐めておりました。これって年齢の問題? ボケか?俺。情けないお話でございます。
舐めるといえば、辛酸なめ子さん。可愛ゆうございますな。あたくしのタイプど真ん中でございます。そんなことはどーでもいいことでございますが。
 先日、地元で呑んでおりました。翌朝でございます。床の上に(自宅だよ、自宅でよかった~)じかに寝ておりまして、前の晩の記憶がすっかりございません。 ただ、腕がアザだらけでございまして、何かやった?俺。
 なぜかアザだらけ。

 と、いうわけでございまして、恒例の出張でございます。
今回もおなじみタイと台湾でございます。
タイというお国は、発展著しいお国でございまして、お伺いいたします度にどこか変化を致しております。

いつもの小型プロペラ機で、いつもの田舎の小さな可愛い飛行場にまいりました。
 飛行機も可愛いっしょ。

空港ターミナルビル。これでも国際空港です。


ただ、いつもとどこか違うのであります。
着陸する直前でございます。同行者曰く「なんか。キリンみたいのがいたぜ。」
タイでございます。象さんならわかりますが、そんな馬鹿な。
画像でお見せできないのが残念でございますが、あたくしも見ました。シマウマ。
ターミナルビルの隣の囲いの中にいらっしゃったのであります。シマウマ。かっこいい。
動物園が出来たそうでございますよ。エアポートズーっての? かっこいい。
モチロン変わってないところもございまして、おもてなしの心でございます。

現地の会社にお邪魔致しますと、先ずはジャスミン(?)のレイでお迎えでございます。お取引先の会社のチャンねーが、いえ、女子社員が。サワディ~カップでございます。
 生のお花です。
先ずはということで、果物も用意してくださいます。

マンゴスチンとなんかよくわからないお菓子

 田舎の町でもこんな具合でございますので、大都会のバンコク(BKK)では毎日が変化の連続でございます。ところで、BKK48ってまだいないの? なんで「48」なんでございましょうかねぇ? やっぱ、ヤラシイ感じの数字? 考えすぎ?
まぁ、お邪魔致します度に何か新しいものが出来上がっております。
バンコクのど真ん中に新しいショッピングビルが出来たというお噂を聞きまして、取り敢えずはチェックチェックと行ってまいりました。
「TERMINAL 21」というビルヂング(ビルヂング……昔っぽいでしょ。ラヂオとか)で東京で言いますてーと、109とかPARCO って感じでございましょうか。
TERMINALっていうくらいで、空港(テレサテンさんのお歌にございましたね「空港」。泣けるねぇ)をモチーフにしておりまして、各フロアが世界各国の都市のイメージで構成されております。考えるよね~(はるな愛?タイだけに?)
例えば今流行りの(流行って訳じゃない?)ロンドンやローマやサンフランシスコなんかでございます。
もちろん、「東京」もございましてこんな感じでございます。

1階がTOKYOでございます。飛行機のマークがあるでしょ。アライバルの。


 上がロンドン、下がパリ。多分
近くから見るとこんな感じ。

 →  拡大すると「たばた」だって。

こっちは西日暮里。谷根千か?
 → 

横断歩道の向こうは鳥居です。 のれんにも鳥居って書いてあります。
 

横断歩道といえば、芸者さんも。  お相撲さんも頑張ってます。バンコクで。
 

路地風。やはり提灯のイメージか。日本は。
 → 
             「嬉嬉としてしあわせ」だって。

「大事なお客様だ」 「貴重な経験」確かに。

笑う? 確かに→

 一番の感動、トイレがいわゆる「ワォシュレット」でした。東芝の。助かったぁ。

タイのおまけだよん。
オイシー(オーイシじゃなくて)印のサンドウィッチ。


って書いてある。閉店ガラガラ、ワウ!


イケメンキャンディー 表に日本語、裏にハングル。イケメンは美味しいか?


餅入りチョコざんす。毎度「ー」が惜しい。   餅の説明↓

 おっと、台湾を忘れるとこでした。物忘れが激しいかんね。

拡大→
ビヨウ ゲーカ レーザ センター やはり「ー」が怪しい。


元祖バイク通勤。ベトナムより先だぜぇ。

優の女孩 なんかやらしくねぇ。 零極限焼肉火鍋 なんかすごくねぇ。

ラーメンも人気でございます。行列です。


台湾でもやはりお仕事は田舎でございまして、高速道路で移動でございます。

台湾のナビ。          ウィンカーを出すと側面の映像が映ります。便利。

この車は「LUXGEN」というメーカーが作っているそうです。あたくしにはあまり馴染みのない社名でございますが、皆さんご存知?

 運がいいと高速道路から虹も見えます。ウン。

台湾も発展著しいのでございまして、新幹線ありーの、高速道路も行き渡っております。
なんでも便利ってのもちょっとさびしい感じがいたします。高速道路のないころは街道筋にいろんなお店がございました。
果物屋、イチゴなんて売ってました。茹でトウモロコシ屋もありました。焼き芋屋も然りでございます。そしてなくてはならないビンロウ屋。
えっ?ビンロウって判らない? 兎に角こうゆうチャンねーが売ってました。

こうゆうことは決して忘れません。

2012年7月20日(金)

 中国製品の困った事情。
久しぶりにこの欄を復活しました。
この一年で、中国製書道紙の値上がりは、おびただしいものがありますので、書道愛好家の皆様に実情をご報告致します。

ご存知の、安徽省の紅星牌は、昨年20%、今年5月に30%の値上がり、その他無印紙は50~60%も上がりました。
また、台湾系アモイのメーカーは、昨年から2回、実に3割以上もの値上がりを通告して参りました。
余りの上げ幅に、あきれるばかりです。 店頭の表示価格で、高くなったなーと、実感されておられる方もいらっしゃると思います。
値上げの原因は、楮、三椏、雁皮等主原料が15%UP,人件費が26%、一般管理費が33%の値上がりです。
どんどん成長を続ける中国では、人件費を抑えると職人さんがすぐに退職して、給料の良い職場へ転職してしまいます。
このような状況下、我々輸入卸業者は、メーカーと根気よく交渉を続けております事をご理解下さい。

さて、話は変わりますが、今年も毎日書道展が開催されております。
一日、仕事の合間を見て、国立新美術館を見学して参りました。
毎回感心致しますが、見事な作品が多数展示され、熱心な見学者が後を絶たず、誠に盛況でした。
書道人口の減少が言われている折、この様に多数の見学者がおられる事に安心致しました。

2012年7月06日(金)

街は今お中元商戦の真っただ中。
衣・食・住・各業界はどうでしょうか。 色々工夫をして消費者の興味を惹きつけていますがやはり中心は食・でしょうか。
自分で消費する為にはあえて買いませんが、(値段が高かったり、欲しいけど今すぐ要るものではなかったりで)おしゃれで、一寸贅沢なものを人から贈ってもらえると、とても嬉しいものです。
もう一つのキーワードは"女性が喜ぶ"です。 そうです、オヤジが喜ぶではありません。
何と言ったって消費の原動力は女性ですから。
最近は、といっても暫く前から、居酒屋やビヤホールで、はたまたガード下で、女性客のグループを見かけるのは珍しくなくなり、別に当たり前の事になっています。
女性の自立は大いに歓迎されるところです。 又それを助けるような社会システム、言ってみれば男の頭の中の改革が必要かと・・
これがとてもむずかしいのですけれど。
写真はオマケです。
2012年6月26日(火)

梅雨の晴れ間

ここ数年來の異常気象は、我国の梅雨時期の天候にも異変をきたし、以前の様に一日中,しと~と雨が降りつづく事が、珍しくなり、逆に亜熱帯地方を思わせる、短時間に集中豪雨のケ-スが目立ちます。
今日は、久ぶりの快晴  街には、海外からの(主として中国語圏内の人)観光客も徐々に増加し,活気が戻りつつ有ります。
世界の景気は欧州を始め、中国等、不透明な要素が、多々有りますが、内需拡大が浸透し本日の様に、早く明るい日々が来る事を期待致します。
2012年6月11日(月)

 
近頃、生涯で二度と経験できない事があった。

「日環食」は、素晴らしかった。
会社の窓からの光景も、二度と見られない光景になるだろう。
「空を見ろ、スーパーマンだ!!」

朝早くから、空を見上げる人々、二度と経験できないかも??

もう一つは、中国で饗された豚骨のスープ。
このスープを見て、トルコ、イスタンブール漁港の「羊のスープ」を思い出した。
その時の様子を出張レポートに下記の様に綴っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
魚の水揚げの視察が終わり冷えた体には、漁港に隣接するレストランから立ちのぼる温かい湯気は魅力的だった。レストランの中を見ると、漁師達が、食卓に山積みされたパンと一緒に白濁したスープをすすっている。
たまらず、レストランに入り、同じスープを注文した。
トルコの漁師達には日本人は、珍しいらしい、皆から注目される。
熱々のスープが食卓に運ばれてきた。早速、味見をしようと口に運んだ。香りが鼻に来た。
想像を超える「羊」の臭いが襲ってきた。「うっ」と言って、手が止まった。
漁師達は不思議そうに私を見つめている。味わおうと思っても、手が動かない。
隣の漁師に「臭いがきつくて、食べられない。悪いが、私の分も食べてくれないか?」と手振り身振りで伝えた。分ったかどうか解らないが、両手を広げて、「仕方がない奴だ。」
と言われたようだ。漁師達の視線を背中に受けながらレストランを出た。
お腹もすいている、レストランの前の屋台で、ホットドッグの中身が「鯖の唐揚げ」ドッグが売っていた。30円で美味しい食事にありつけた。
食べていたら、レストランで隣にいた漁師が私を見つけた。
そして笑われた。
握手をして別れた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次に漁港に行った時には、再度チャレンジしようと思っているが、もう二度と行けるかどうか?

中国の豚骨スープも白濁している。しかし、香りは良い。「うっ」とは言わず、「美味しい」と言ってしまった。手袋が配られた。スープとは別に豚骨にしゃぶりつけと教わった。
肉がなくなった頃に、「ストロー」がウエイトレスから手渡された。中の髄を吸えと言われた。 美味しかった。これも二度と経験できないか???
2012年5月25日(金)

 
はじめまして。新入社員Dと申します。弊社では新人でございますが齢、俗に言うアラ40世代でございます。。汗
 海外出張時などの便宜上、a.k.a.”D”にてお願い申し上げます。
 さて私事ではございますが、これまで他業種におり、弊社の取扱いは各種和紙・書道用紙・水産・雑貨etc…多岐にわりますので、初めて経験すること、覚えること多々ありますが日々精進しております。

 さて、私も世の本当のフレッシュマン?と同じく、4月1日より始動いたしましたが、フレッシュマンであった当時を思い起こす今日この頃でもあります。
 思うのは、まだ業界の慣習に馴染んでいない当初の疑問はエンドユーザー様の疑問やご要望に近しいのでは?と思っております。逆に考えれば、今、新たにチャレンジしている当初の感覚は慣れてしまえば取り戻すことの出来ないことでもあります。商品知識は当然のこと、全ての事柄の当たり前を当たり前と思わず、しっかり一つ一つの事柄を咀嚼し身にして行きたいと思っております。これらは仕事に向かう間、一生取り組む私の姿勢でもあります。

 前職でお世話になった上司より、このような教えを頂いた事があります。「分からないことは、まずお客様に教われ!」 今、思うと貴重な教えであったと感じることが出来ます。
分からないことを、自分で調べ考え、基礎知識を得ることは大切なことです。ただし、主観が入り混じり“知ったかのような”覚えごとは、実際のお客様の考えとギャップの生ずる可能性もあります。お客様が持つプロとしての商品知識、また商品に求めるご要望をお伝えしていただき、またお教わり、商品を通じフィードバックする事こそが私どもの役割と考えております。
 また「営業では翻訳力を持て」と叩き込まれた事も思い起こされます。ここで言う、翻訳力とは決して、英文和訳などの翻訳力ではありません。業界に長年いれば、商品知識や専門用語などに馴染んでしまい便宜上、業界用語の多用や、結果に至る経緯を端折ってしまうことなど間々あります。翻訳力とは、難しい技術的な事や便宜上、端折ってしまう事柄でも、いかに新規参入者でも分かるよう容易に伝えられるか。という事です。商売上の翻訳力を身に着けるか否かで、業界への参入障壁を高くし、敷居を高くしてしまう事は避けたいと、今まさに業界に入った私は痛感しております。
 私どもはImporterです、お客様の引き合いを頂き、内容に応じた各国のSupplier様にも問い合わせを行いますが、私としては、よりお客様のご要望に添えるよう、お客様方にも教えを乞いSupplier様との連携にて良い商品作り目指すとともに、お客様に育てていただければと思っております。
 フレッシュとは言い難いフレッシュマンに課される課題・命題は多くございますが、お教えを乞うた際は、どうぞお力添え下さいますようお願いいたします。

 今回は、お堅い文章にお付き合いを強いてしまいましたが、HPやブログに履歴が残る便利?な時代です。
 初心を忘れかかりそうな折、または10年、20年後にでも今思い感じた事を思い起こす際は、自らも読み返してみようと思います。
 次回は本来の軽キャラで登場します!

Daisuke  a.k.a. ”D”

2012年5月14日(月)

久しぶりの登場です・・・・もう、半袖の季節となりましたね。
はまぐり大将の出番です。

この中朝友好橋は手前のトラス鉄橋の橋が古く奥側の吊り橋鉄橋が現役です。写真では判りませんが手前の橋は爆撃で北朝鮮側が無くなっていて渡ることはできません。

とある浅利加工会社の紹介
先ずはゴミ拾いから始まってそれからボイル・・・つまり茹でます。
ここの部分は相変わらずの手作業です
 割れ貝、貝殻選別

 ネットコンベアスチーマー

入り口部分は蒸気でほとんど見えないです。別に企業秘密では無いですけど訪問した時は10℃以下でしたのでこの蒸気です。ボイルと言うより蒸している感じです。だから味が良いのです。
スチーム時間は秘密ですけど教えます。中・小粒は5分30秒だそうです。

振動式セパレーター振動させて身を取る。 M.Sクラスのボイルミート・・茹で立ては旨い
こんな水路を通して砂とか貝殻を落とします。結構しっかりと洗っています。 泡だらけですが全部旨味成分です。
蒸気を出す換気扇・・これだけ出てると本気ですよね。 直ぐ下は貝殻の排出口
整然と整理され黙々と作業しています。最近のメイドインチャイナは良い物が出来る訳です。
最後にはここまでしてゴミ拾いをします。凄いでしょ
青は貝殻関係の異物に効果抜群。 ライトテーブルは食い込んだ貝殻を発見できる。

で、最終的にはエックス線で検査です。医者じゃないけど遺物除去ににここまで気を使ってですよ。
で、それでも異物が出るから不思議…


ちょっとティータイム・・・あまりにも良い色だから・・・でしょ。
お茶と言えば福建省ですけど日本と同じ緑茶も結構飲んでいますね。
・・・・そういえば今度は福建にも遠征の予定です。
その結果は次の機会にお知らせします。

ちょっと外に出ました。言った通り工場の外、直ぐに漁港です。以前は多くの北朝鮮漁船も来ていましたが今は来ません。日本はそのへん厳しいですからね。
 
で、漁獲の漁船はこんな感じ。ほとんどが木造船です。遠くには行きませんから。
と、今回のはまぐり大将報告は浅利だけでした。

【ちょっと寄り道】
 
新興地区のマンションの建築現場です。マンションは内装が無く別料金です。でも最近の中国はなんでも高いですよ。歩いている後姿の二人、私の知り合いでここのマンションを買おうって考えているそうです。都心から車で30分ぐらいですけど公共交通は全くないです。

ホントの最後に中国流の電動バイクです。日本じゃ・・はやらないね。

ではではこれから暑くなります。皆様も健康に注意してお過ごしください。

2012年4月27日(金)

縦か横か

え~、昔、アメリカと戦争をしていた時期がございまして、お若い方の中には「えっウ ソ~」などとおっしゃる方もおられるようでございますが、本当でございます。 もちろん、あたくしも生まれてはございませんので、詳しくは存じ上げないのでございま すが、当時は敵國(字まで古くなっちまった)の言葉を使っちゃあいけねえってんで、な んでも英語を日本語に言い替えて使っていたそうでございます。 カレーライスは「辛味入汁掛飯」、サイダーは「噴出水」、コロッケが「油揚げ肉饅頭」、 サックスは「金属製曲り尺八」、コントラバスは「妖怪的四弦」、カンガルーに至っては「袋鼠」でございます。
←噴出水

まぁ、電髪(パーマ)なんてのは有名でございますが。
無理に日本語に言い替えたものが多うございますので、判りにくいものもございますが、 なかなか雰囲気が出ているものもございます。
 最近はと申しますと、逆に日本語をわざわざ英語に直したりしておりまして、横文字に弱いあたくしなんぞは、何が何だか判らない状況でございます。
 で、スカイツリーでございます。
ついにと云うか、やっとと申しましょうか、完成いたしました。そびえ立っております。 まさしく横文字でございます。スカイツリー。
ツリーといえばクリスマスツリーくらいしか思い浮かべないあたくしでございますので、 衝撃でございました。そんな名前が付いちゃって。
「また英語(横文字)かよっ!」最初はそう思いましたよ。たしかに。 ただ、毎日耳に致しますと違和感がだんだんなくなってまいります。
「まぁ、大江戸タワーよりゃいいか。」
なんて具合でございます。
 だけどぉ~(OL風でございます?OLも横文字でございますな。日本語だと女子事務員? 昔はBGと言ったそうでございます。ビジネスガールの略。お仕事娘、なんかその筋のお姉さんみたいですな。いえ、失礼いたしました。 ちなみに、最近スチュワーデスから呼 び名が変わりましたキャビンアテンダントは中国語で書きますと空中服務員になります) でございます。やってくれちゃいました東武鉄道。
駅の名前を替えちゃいました「とうきょうスカイツリー駅」に。「業平橋」だったんですけ ど。もともとは。
そりゃないんじゃね(若造風)って感じでございます。
でもまぁ、あたくしも分別のある大人でございます。百歩譲っちゃいましょう。この際。
「スカなんとか駅」でもよござんす。ご商売でございますから。 あたくしの会社も「エル何とか」でございますので。
 でも、でもでございます(昔、デモだかストだか知らねえけどっていうダジャレがございましたが)。そこまでするっ?てことをやってくれたのでございます。東武さん。
駅名だけでなく、路線名まで替えちゃいました「東武スカイツリーライン」だそうでございます。伊勢崎線だぜぇ。元は。春日部とか東武動物公園とか通っちゃうんだぜぇ。群馬とか栃木にも行っちゃうんだぜぇ。ワイルドだろ。
別に、群馬や栃木がワイルドって訳ではないのでございます。念のため。
申し忘れましたが、茨城は通りません。多分。
証拠の画像だぜぇ→

横浜の相鉄線あたりがおやりになるんでしたら、まぁ何とか判る気もするのでございま
すが、東武だぜぇ。伊勢崎線だぜぇ。浅草が始発だぜぇ。杉ちゃんしつこいぜぇ。
相鉄線

逆に相鉄線は日本語表記でございました。

ご存知相鉄線のパワーウィンドウ。このスウィッチでアゲサゲ。

「東武スカイツリーライン」イマイチ言いにくいのでございます。あたくし、もともと滑舌の良い方ではございませんが、東武電車の車掌さんも言いにくそうでございました。
「俺ん家よ、東武スカイツリーラインによ、北千住で乗り換えてよ・・・。」言いにくいのでございます。
あっ、いけねぇ俺ん家ばれちゃう。

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2012年4月18日()

4月もはや半分を過ぎやっと春らしくなりました。
今週は関東以西で桜が満開となり、各地の桜の名所から開花の便りが連日報道されなぜか浮き浮きしております。
都内では上野公園や千鳥ヶ淵、靖国神社等々見どころがたくさんあり花見客がどっと押し寄せております。
今年は寒い日が続き開花が遅れこの日を待ち焦がれていたんですね~。
そういう私もその一人で先週の日曜日に地元多摩の桜の名所を見学して参りました。
川沿いの染井吉野、お寺のしだれ桜など多摩は見どころが沢山あります。
川沿いの沿道には焼きそばや、たこ焼きの屋台も出現してそれは大変な、普段見られぬ光景でした。 
   
川沿いの桜 何故か枝が川面に向かって伸びています。  お寺のしだれ桜

また前週には何十年ぶりに東京タワーに上ってまいりました。よく晴れた日でスカイツリーがよくみえましたのでパチリ。スカイツリーから東京タワーの写真はよく見ますが、逆の光景が最近では珍しく感じました。(別にどーってことないか?)それにしても東京タワーの人気は衰えがありません。入場券売り場やエレベーターに長蛇の列です。お年寄りやカップル親子連れに外人ツアー客など多彩な人々が楽しそうに順番を待っていました。下りのエレベーターもかなりの行列でしたので階段を下りることにしました。皆さん何段あるあると思いますか? 600段ですよ。孫連れで20分で降りてきました。

 

タワーからツリー        

  展望台床下から見た駐車場のバス
以上近況報告でした。

2012年3月31日(土)

 今年も決算日を迎えた。1年経つのが齢を重ねるたびに早くなる。
司 比呂(ペンネーム)君とは、小学校1年からの親友だ。
たまに昼食を一緒にする時、話す内容は、55年前に話した鞍馬天狗や月光仮面ではないが、学童に返った気分で話している自分が滑稽だ。齢を重ね、小学校の下駄箱前で声を掛けあってから55年経ったのがまるで昨日の様な気分になってくる。
彼は、大手鉄鋼メーカーの社員で近頃、合弁会社の副社長になって中国に赴任した。
丁度、中国への出張があったので、一緒に食事をした。
二人の共通の話題は、いつも「食文化」だ。
司 比呂君は、業界紙に寄稿している。それは下記の様なものだ。


< グルマンの味な話>    第14回 食育のすすめ    司 比呂

日本ではほとんどの国民が知らない食育基本法が2005年に成立し、法律で食の安全確保、食料自給率増加などに言及している。この法律の目的が今一不明。
食育は個人マター、国が口出す必要があるのか。食育とはまず家庭で子供に偏食をなくす教育をすることだと思う。
偏食は人生の楽しみを奪い、野菜嫌いは季節を感じることができない。
各国の料理をトライできないと海外旅行を楽しめないし、食べることは文化のギャップを埋めることにもなるのである。何と言っても外国でのコミュニケーションは食物話から入るとスムーズにゆく。非グルメ国の米国だって家庭の味、レモンパイの話などするとたいがい喜ぶが、どうせやるならチョットとディープな食物話がいい。
韓国ではスンデ(もち米、豚の血、肉、春雨などを入れた豚の腸詰め);スーパー南大門市場(新大久保)が旨い。チョッパル(下茹でしたと豚足を薬膳液で長時間煮たもの);スーパー韓国広場 (新大久保)が抜群。
アルゼンチンではパリジャーダ(焼き肉)のNo1、モジェッハ(子牛の胸腺のりードボーを焼いたもの)は世界最高ホルモン。
フィリッピンではアンティクーチョ(豚のハツ焼き)などの話をするといきなりアミーゴだ。長野でザザムシ、宮城でホヤの話で打ち解けるのと同じ。
数年前、ソウルで韓国人だけのパーティーで挨拶したが韓国語はしゃべれないので好きな韓国飯名を並べ、リズムよくデグタン→コムタン→サムゲタン→スンデ→チョッパル→ビビンバプとやり韓国語のウイイヤヨー(FOR YOU、スペイン語のサルーと同じ)と乾杯したら大受けした。
南米のどこの国でもミルク&米デザートのアロスコンレーチェが定番スイートだが、この名前のついた童謡は簡単なので日本で覚え、チリ、コロンビアで歌ったら大受け。外国のコミュニケーションは食い物と歌がいい。
筆者は偏食ゼロで基礎は親友M君のご両親の食育で作られたと言っても過言でない。
幼少時から20才までM家で食べた初食いフードが5つある。
(1)君の母上が茹でた小川で採ったザリガニ;米国のヒューストンの名物クロウフィッシュ(ザリガニ)にはビビラない。いまだ米国の旨い物ベストワンである。
(2)銀座コックドールのローストチキン;日本でほとんどチキンが流通していない時代、至福の味であった。いまだにチキンを食べると心が躍る。
(3)馬刺し;M君の父上の誕生日に自宅に招待されて食べた。(なぜか若き日の林家喜久扇がいてナゾカケやっていた。)その後、牛刺し、鳥刺し大好き人間になり特にレバー刺は極旨、居酒屋ではカミヤ(茅場町)がトップ、肉屋のスタミナキング(祖師谷大蔵、土日のみ)のレバー刺は恐らく究極の新鮮旨だ。好ちゃん(神田)のハツ刺は適度な弾力と甘みが何ともいえない。米国人は鹿肉に目がないが確かにレバーに似た深いうまみがある。カナダではバイソン、フィリッピンで水牛、フレンチではハト、ウサギ、シカゴのフレンチで食べたスクワッブ(ツグミ?ウズラ?)はどれもうまい。馬が食えればなんでもこい。
(4)甘エビの生食;今でこそ当たり前だが商社経営のM君の父上が日本で始めて輸入したのではないかと思う。今や車海老のおどり食いは丸食いもOK。
(5)高菜漬け油いため;結構クセがあるが,「辛し高菜」は我家の常備食、特に九州豚骨ラーメンにたっぷり入れるとコクが出る。「うまや」(有楽町イトシア)楽屋めしの高菜漬けは絶品。

若い時代に食育の基礎ができると更に加速し、広島の行きつけの居酒屋で狩猟が趣味のマスターが出したクマ(山のオヤジ)、狸(山のアンチャン)、狐、馬のロースと称した馬のタン、豚ボールの刺身(たまゆら)、米国ニューメキシコでは牛ボールのから揚げ「ロッキーマウンテンオイスター」、北海道ではトド肉を食ったがいずれも味はイマ五。
メキシコで食べた子ヤギの丸焼きは最高、とにかく肉がジューシー、脳ミソはゲスト用だがマジ旨、平気で食ったのでメキシコ人に大いに気にいられた。
沖縄ではヤギ汁が名物で、米国ではイタリア人大家のクリスマスの定番料理だった。ちょっと臭いがあるが「くさいは旨い」のである。代表はクサヤ、新島産ムロアジ(新宿高島屋が抜群)は最高の焼酎のアテ。琵琶湖の鮒ずしは臭いが日本酒とフィット。
ソウルで食べたホンオフェ(エイを10日ほど発酵してアンモニア臭が強い)刺身は中性化するのか酸性の生マッカリ(韓国濁酒)にピタッとあう。臭いはクサヤの5倍だが、「旨い」(食い意地)がいやな「臭い」をしのぐ。


この様な幼少時を過ごした食道楽の二人は、上海で北京ダックを食べに行った。
前菜にダックのタン(舌)の香味焼き、野菜は芥蘭菜、北京ダックの骨は、無料でスープにしてくれる。ちょっとぬるかったので、日本人は、なかなか言わないようだが食道楽の
二人は、当然のごとく温めなおしてもらい熱いスープをすすった。美味であった。会話も弾んだ。一人1500円。

比呂君と別れて、厦門の水産業者と贅沢三昧。前菜、干なまこ・魚の浮袋の煮込み、
仏跳牆などなど、ここはちょっと値が張った。

最近の中国のレストランは、オシャレな店も多い。一人2000円

ビール2瓶と餃子で500円の店も美味しい。

仕事は? 水産物の検品もしたと思う??
仕事の写真はこれだけ?
そうなのです。全員からブーイング??

2012年3月16日(金)

 今年の冬は寒かったですね。寒いのも温暖化のせいらしいですけど。
冬寒く、夏暑いのが国の経済にも良い事らしいですけど、極端過ぎると体がもちません。おまけに豪雪。雪深い地方の人たちの苦労は、関東に住む我々の想像を絶するものだと思います。なにしろ、除雪をするのが命がけなのですから。
でも自分が住んでいる所が郷土、なかなか離れることはできません。
毎年来ると判っていても逃げるわけにはいきません。知恵を絞ってやり過ごしてゆきます。

一方、野生(?)の世界はもっと大変だそうです。なにしろ冬場は餌が少なくて。
たまにはどこかの知らないおじさんがご飯をくれるんですけど、必ず貰える訳ではないのでほとんどは自力で探さなくてはならないんです。
苦手な冬はもうすぐ終わるから、又がんばって体力をつけておいてね。
2012年3月02日(金)

 雪の閏年(うるうどし)そして、一夜明ければ春の到来

4年に1回の日…
昨日は早朝より東京地方としては、今年2回目の本格的な降雪であつた。
地球温暖化と言われ始めて、既に10数年余になりますが、昨年暮からの日本列島全体をおおう寒波は、気象学者のお話とは、?やや逆現象
本来は,夏暑く、冬場は適度に寒い方が、日常生活に、経済環境に良好と思われます。
東京マラソンも盛況下で終了,オリンピックイア?の年、世界各地では経済金融そして,核開発問題、そして隣国同士の争い等、相変わらずの一瞬たりとも気の抜けない大きな問題を背中にかかへ世界は動いています
早く来い来い、穏やかな春よこい。
2012年2月17日(金)

 節分・立春が過ぎ春はそこまで来ていますね。
花粉用マスクにマフラー巻いてコートを着ている「はまぐりたいしょう」です。
あっという間に2月も下旬です。来月は…年度末ですし
1年って本当に早いですね。歳のせいかな(><);;;
大連~威海を結ぶ小型機

と、言うわけで今回は食べ物から離れつり餌の話しです。
つり餌も「はまぐりたいしょう」の大切な仕事の一つです。
先ずは中国漁寧省大連から山東省の半島突先の町威海へ、更に車で2時間。
 石島の冷凍倉庫

冷凍倉庫に高く積まれたブロック・・これが釣餌の「アミ」です。勿論食用にもなりますが今回はあくまでも餌。これが鋸で細かく切られて1kgのかたまりにされ袋詰めしてJS屋とか・・フッシングに置かれます。解かしてから海に撒いて寄せ餌に使ったり、カゴやネットに詰めておびき寄せて釣るサビキ釣りに使います。大人気の万能つり餌です。子供の頃や堤防釣り、一度は使った事があると思います。
原版一枚はこんな形です で、こんな重量、結構な重さで

漁獲はこれからの3月です。皆さん頑張って釣りに行きましょう!

時々ニュースで出たのと同じ漁船ですかね。鉄板で出来ていますから
丈夫です。このような船にカゴを一杯乗せて漁場へ行きます。寒い時季なので鮮度も抜群です。勿論、佃煮原料にもなりますよ。そう、餌も佃煮も元々は同じです。

帰りはこんなプロペラ機でした。
泰航空のような感じですけど全く別物です。乗り心地は中々いいですよ。
帰りと言っても大連までの30分ほどですけどね。

このHP更新の頃は東北の被災地にある業者さんの所にて餌の話し合いをしている最中だと思います。そろそろ被災から1年ですよね。
一時も早く立ち直って欲しいと思います。
と、言うわけで宮城県牡鹿郡女川町に行ってきました。
町と言ってもご覧の通り…・ほぼ一軒も家は有りません。


高台にある町立病院付近から町中心部の様子。
引き波で倒壊した建物。ここは観光施設「マリンパル」が有ったエリアです。


女川地方卸売市場(今は廃墟です)
水産工場が密集した海岸線付近

ところどころ水が溜まっているのが判ると思いますが震災後、数多くの余震で地盤が1m以上沈下したので大潮の時は冠水する場合があるそうです。
場所によっては土嚢堤防で食い止めてはいますが本当の復興はこれからです。

ではでは、次回はもう少し明るい話しが出来るようにと思います。
合掌

2012年2月06日(月)

 衣装についての一考察

 最近は、貸してくれるんだそうでございます。ただで。
定番のセーラー服、白衣からAKB風まで。種類もいろいろあるんだそうでございます。
はい、お二人で行くホテルのお話でございます。
もちろん聞いたお話でございまして、詳しくは、よく存じ上げませんです。

こんなのとか こんなのとか こんなのも

 他人様のお召しになったものを着る。いえ着ていただくのでございましょうか。あたくしなんぞは少々抵抗があるのでございますが、事情通によりますとその都度クリーニングをしているそうでございまして、意外と清潔だそうでございます。
事情通のお話でございます。事情通の。
 俗に云うコスプレってやつなんでございましょうか、あたくしにはちょっと理解できない世界ではございますが、燃え上がるそうでございます。結構。これが。
はい、事情通のお話でございます。
 あたくしの知っている御仁でございますが、彼女とそうゆうホテルにご逗留なさいまして、いまどきご逗留なんて言葉は死語でございましょうか。お泊りになられまして、
「今日、ナースかセーラー服どう?」
「あんた、ヘンタイ?」
冷たい目で見られたそうでございます。彼女に。
このお話をお聞きいたしまして、ちゃんカーに「どう?」と言いそびれてしまったのが、あたくしでございます。
 
 コスプレの代表格といえば、メイドさんでございましょうか。にゃんにゃん。
メイドさんも非常に身近になってまいりまして、にゃんにゃん、秋葉原、アキバでございます。今風にいうとAKB。にゃんにゃん。
そこここの路上でメイドカフェのビラをお配りになっておられます。にゃんにゃん。
無料(ただ)で拝見できます。メイドさん。さわれませんが。にゃんにゃん。
もともとさわっちゃあいけないのでございますが。にゃんにゃん。
アキバのビラ配りだにゃん。メイドさんも寒そうです。

「にゃんにゃんにゃんにゃん」とうるさいのでございますが、事情通によりますと、メイドさんに「にゃんにゃん」はつきものだそうでございます。
でも、いちいち書くのが面倒くさいのでこの辺で終了いたしますが。にゃんにゃん。
またまた事情通によりますと、店内でもさわっちゃいけないそうでございまして、はい喫茶店でございますので、どうもあたくしにはその辺の楽しさが理解できませんが。
←メイドさんの基地、ここから発進です。富士そばのお2階。

先日のことでございます。我が家の子供が旅行で留守をしておりましたので、前もってちゃんカーにメールを送りまして帰宅いたしました。
「お帰りなさいませ。ご主人様ぁ。」言わせました。いえ、言っていただきました。
でも、なんか調子が出ません。イマイチでございました。だめか、ちゃんカーじゃ。
金返せっ! もともと払ってやおりません。
メイド服着てなかったのが、いけなかったのかなぁ?
ビル中コスチュームだらけ 窓の中はこんな感じです

AKBではカーネルおぢさんもコスプレです→  節分のオニのようです。

 水が低きに流れるように、ともすると人も低きに流れるのでございます(どうしてもインテリの片鱗が出てしまいます)。
あたくしの場合、低きというよりも下の方、即ち下品な方に流れやすい体質を持っておりまして、AKBというよりAKB(N)が大好きでございます。赤羽でございます。
いえいえ、あたくしが下品なのでございまして、AKB(N)が下品なのでは決してございません。下品なとこもあるけど。(下品なとこもあるけど⇒GTAK)
こちらのAKB(N)では、多少のタッチくらいは大目に見てくれるのでございます。
先日もセーラー服の熟女が・・・・
このお話はこの辺で止めておいた方がよさそうでございます。
事情通のお話だって。カーちゃん。

 コスチュームと申しますと、ナース服だ、メイド服だとどうしてもお下劣な方の連想をしてしまいがちな皆様でございますが、えっ!あたしだけ?
お芝居のお衣装もコスチュームでございますし、ハロウィーンなんかの仮装もコスチュームでございましょう。
なんかこう、非現実的な格好をすると、いつもより多めにアドレナリンっつーの? なんかそういうのがよく出るようでございます。
最も身近な例で申し上げますと、クリスマスのサンタさんでございましょうか。
やはり、あの赤いコスチュームを身にまといますと、その何とかリンってのが出るんでございましょう、皆さん赤いお召し物で、寒い年末を乗り越えておいででございました。
 さてさて、下の画像をご覧ください。
年末の将棋の対局の解説風景でございます。もちろん日本放送協会(⇒NHK)でございます。こういうのあり?(⇒KYA)

 今回はちょっと下品な内容でございました。えっ?いつも?(EI?)
次回はいつもの自分に戻りまして、高尚な内容となるかっ?

2012年1月23日(月)

 新年明けましておめでとうございます。
今年こそ良い年でありますよう願ってやみません。
さて、今年の冬は例年と比べると何となく寒さが厳しいような気がするのは私だけでしょうか?年のせいかしら?北海道の内陸部で氷点下28度を記録したとのニュースを聞くと余計寒さがみにしみてきますね~
そんな中でもわが徘徊の癖はやまず、年末はすっかり有名になりました我が街駅前のイルミネーションを見学。年々派手になってくるようですが、これを観ると年の瀬を感じ、子供みたいに浮き浮きしてきます。
 
多摩センター駅前のイルミネーション

正月2日は恒例の府中大国魂神社に初もうででした。
こちらは例年と比べ参拝者の行列がかなり短く人出が少ないな~と感じました。
それにしても参道の両脇の屋台の数はいつもと変わらず、やきそば、おでんにたこ焼きと缶ビールの定番はしっかりこなしてまいりました。
大国魂神社の初詣で参拝者の行列

4日は仕事始め。5日には社長に随行して都内のお得意さんへ新年の挨拶回りでした。
そのうちの一社、日本橋の和紙の老舗の小津和紙博物舗さんで恒例の書初め大会に参加して健筆?を振るって参りました。今年の課題は「日本橋」と「絆」。形の整い易そうな「絆」 を選び半切1/3の画仙紙に大書しました。日ごろ筆で文字を書く機会がありませんので、下手を承知でしっかり恥もかいてまいりました。
その他の一般の参加者の方たちは上手に立派な字を書いておられました。
これらの作品は全て1/16~1/22まで同店2階のギャラリーで展示しております。
ご興味のある方は散歩がてら見学をお勧めいたします。(報告が一寸遅かったかな。)
又、来年も1月4日に開催されますので奮ってご参加下さい。道具は揃っていますので手ぶらで参加できます。

 書初め大会の参加者  作品展示風景
2012年1月1日(日)


 2011年(昨年)は、東日本大震災や北アフリカから中近東に拡大したツィッター革命、ギリシャやPIGS問題に伴う欧州の不安定さ、などなど混沌とした1年間でした。貿易商社は、このような混沌とした世界情勢の中でお得意先へ安定した商品の供給を続けるためにも、原料の生産量(収穫量)の動向や国際市場価格、為替動向を見極めなければなりません。今までの経験や商品供給先との人間関係の重要さを更に認識した一年でした。

 日本国内では、円高の為、海外に進出した方が良いのではないかというような世論になっているようですが、国際金融市場は、一方的に為替が動くわけではなく、日本の収支動向や各国間の金利差を考えると、今後は円安になる事もあり、海外で生産が順調になった時、円安でメリットがなくなる事も考えなければならないのです。

 日本の中小企業は、各企業が己の長所を分析し、世界的に通用するような分野に進出しなければ企業の存続はないという、切実な局面になっている事実であることを認識しなければならないようです。
各業界の中で力強く生き抜く中小企業として、関係先と切磋琢磨してまいります。
今年も宜しくご指導ください。

2012年元旦
株式会社L&COZY
代表取締役 宮川 公治